「未経験から副業でWebライターを始めてみたいけど、何から手をつければいいか全く分からない…」
そう思っていませんか？パソコン一つで始められるという魅力的なイメージがある一方で、「本当に私にもできる？」「どうやって仕事を見つけるの？」「ちゃんと稼げるようになるの？」といった不安や疑問は尽きないものです。未経験からの一歩は、誰もが同じように迷いや壁を感じるものです。
本記事では、まさにあなたが抱えるそんな疑問や不安を解消し、未経験から副業Webライターとしてスタートを切るための具体的な始め方とステップを、現役ライターの視点も交えながら、分かりやすく解説します。
特に後半では、最初の1件を受注するための具体的なアクションについて詳しく掘り下げています。
この記事を最後まで読めば、未経験からでも自信を持ってWebライター副業の最初の一歩を踏み出し、着実にスキルアップしていくための具体的な道筋が見えてくるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
未経験からでも副業Webライターになれる？
Webライターとは、ウェブサイトやブログ、オンラインメディアなどに掲載する記事を執筆する仕事です。企業や個人からの依頼を受けて、指定されたテーマや内容に沿って記事を作成します。
未経験からでもWebライターになることは可能です。その理由は以下の通りです。
- 初期投資が少なく、パソコンとインターネット環境さえあれば始められる
- 学歴や資格は不問で、ライティングスキルは実務を通して伸ばせる
- 在宅で働けるため、場所や時間に縛られず副業としても取り組みやすい
- 空き時間を活用して作業できるので、本業との両立が可能
ただし、未経験からいきなり高報酬を得るのは難しいかもしれません。まずは経験を積み、クライアントからの信頼を得ることが大切です。徐々にスキルを磨き、質の高い記事を安定して納品できるようになれば、報酬アップも期待できるでしょう。
また、在宅で自由に働けるからこそ、自己管理能力やモチベーション維持も求められます。締め切りを守り、コミュニケーションを丁寧に取ることも重要なスキルの一つです。
未経験でも、やる気と向上心があれば副業Webライターとして活躍できる可能性は十分にあります。まずは自分のペースで始めてみて、徐々にステップアップを目指してみてはいかがでしょうか。
Webライターになるための流れ（全体像）
未経験からWebライターになるための流れは、以下のとおりです。
まず、自分が書きたいジャンルや得意な分野を整理しておくことが大切です。そうすることで、自分に合った案件を効率的に探すことができます。また、提案する際には実績記事が求められることが多いので、事前に何本か質の高い記事を用意しておくとスムーズに案件獲得につながります。
次に、クラウドワークスやランサーズなどの案件マッチングサービスに登録します。プロフィールを充実させ、提案できる状態にしておきましょう。準備が整ったら、条件の合う案件に積極的に提案していきます。提案が通ると、テストライティングと呼ばれる試験的な記事の執筆依頼が来ることがあります。
テストライティングでは、できる限り要望に沿った丁寧な記事を書くことを心がけましょう。合格すれば本採用となり、記事の執筆がスタートします。納品後、クライアントからフィードバックをもらうことがあるので、それにも真摯に対応することが求められます。修正対応を経て最終納品が完了すれば、1記事の執筆が終わります。
このサイクルを着実にこなしていくことで、徐々に実績と信頼を積み重ねていくことができるでしょう。案件獲得のコツをつかみ、ライティングスキルを磨いていけば、Webライターとしてのキャリアを着実に築いていくことができます。
Webライターの始め方5ステップ
続いて、Webライターの始め方を5ステップに分けて詳しく解説します。
- 興味のあるジャンルを整理する
- 実績記事を用意する
- クラウドソーシングに登録する
- 募集されている案件に応募する
- 丁寧に執筆して納品する
ステップ1：興味のあるジャンルを整理する
最初に実施するのは、興味あるジャンルを整理することです。実際に案件を探す際の参考となるので、興味のあるジャンル、得意なジャンルなどを整理してみることをおすすめします。
例えば筆者の場合は、元エンジニアだったのでエンジニア経験を活かせるテック系の記事のジャンルが良いなと思っていました。後は革製品に興味があったので、革製品の記事制作にトライしたこともあります。
特に得意なジャンルが思いつかないと思う人は、このステップはスキップしてもOKです。どうしても整理したい場合は、ステップ3で紹介するクラウドソーシングに登録し、実際の案件を見て「これはできるかも？」と思うジャンルを見つけてみてください。
ステップ2：実績記事を用意する
自分がどんな記事を書けるのか、応募する際に実績記事の掲載を求められるケースが多いので、最初に作るのがおすすめです。
とはいえ、実績記事をいきなり作るのが難しいと感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな方でもご安心ください。AI時代の現在は、手軽に構成をAIに作ってもらい、本文のみご自身で執筆すれば実績記事を作ることが可能です。
具体的な手順については、以下の記事で詳しくまとめているので、ご一読ください。
ステップ3：クラウドソーシングに登録する
次に案件マッチングサービス「クラウドソーシング」に登録しましょう。おすすめのクラウドソーシングは、以下の2つです。
登録する際は、なるべく実名っぽい仮の名称を設定しておくと良いでしょう。プロフィールの記載、本人確認の実施など進めて、案件を応募できるような状態を作りましょう。
もしもどんな風に書けばいいかわからない場合は、クラウドソーシング上でWebライターと検索し、プロフィールの書き方などを参考にするといいですよ。例えばランサーズでは、Webライターを検索すると他のライターさんのプロフィールを見ることができます。
なお、Webライターを始める方に向けて1つずつ丁寧に解説した記事もあるので、以下を参考に準備をしておくのもおすすめです。
クラウドソーシングへの登録が完了したら、いよいよ案件への応募です。最初のうちは経験を積むことを優先し、報酬の安い案件から始めるのが良いでしょう。徐々に実績を積み重ねていけば、より報酬の高い案件にもチャレンジできるようになります。
内部リンク：Webライター クラウドワークス
ステップ4：募集されている案件に応募する
準備が整ったので、いよいよ募集されている案件に応募します。案件に応募する際は「提案文」と呼ばれる、自分に依頼するメリットや案件を受けたい理由を顧客に伝える文章を送る必要があります。
なお、提案文は1度送れば必ず通るわけではなく、提案が通らないことがほとんどです。そのため、複数の案件に提案をして通るまで頑張る必要がある点は押さえておきましょう。
ただ、初めて提案をする際はどんな内容にすればいいか悩むこともあるのではないでしょうか。ここでは、筆者が実際に提案したIT系ライター案件の例をご紹介します。
以下の募集文で案件が募集されていました。
IT系の記事作成経験のあるWebライター募集！
【 概要 】
・ITエンジニアとしての業務経験、ITまたはシステムに関する記事の執筆経験のある方は、ぜひご応募ください！
・ソフトウェア開発やITインフラ構築の経験がある方
・SEやプログラマーとして業務経験がある方
・AWSに詳しい方
・IaaS・PaaS・SaaSに詳しい方
・案件が豊富にあるため、毎月安定した稼働・報酬を見込めます。
【 業務内容 】
・キーワードおよび構成をもとに、SEO記事の執筆を行っていただきます（構成は専任担当がいます）
・制作記事内容：IT系を中心にご関心に応じて複数案件をご担当いただきます。
・文字数：1記事あたり平均3,000〜4,000文字前後
・編集記事チェックに対する修正対応
【 必須条件 】
・IT系の記事執筆経験 ※未経験者はお断りさせていただきます。
・コミュニケーションのレスポンスが早い方
・Chatwork、Googleスプレッドシート、Googleドキュメントを問題なく使用できる方
・記事チェックに対して適切な修正対応を期日以内にできる方
・採用後、職務経歴書の提出が可能な方
【 歓迎条件 】
・IT系の資格保持者歓迎
（例：
IT系の国家資格、ベンダー資格、ベンダーニュートラル資格）
・ソフトウェア開発やITインフラ構築の経験がある方
・SEやプログラマーとして業務経験がある方
・AWSに詳しい方
・IaaS・PaaS・SaaSに詳しい方
・SEOライティングの経験
・toB向けのライティング経験
・Wordpressへの入稿経験者優遇
・編集者経験者歓迎
・毎月20記事以上執筆可能
【本案件の報酬】
・文字単価：1.5円が中心（構成作成不要）
・ディレクターによる月次評価の高い方は、より単価の高い案件や月次担当文字数によるインセンティブ付与あり（総単価：～2.5円）
＜当社ライター報酬例＞
・Aさん（月66万円、40記事）
・Bさん（月42万円、30記事）
・Cさん（月29万円、25記事）
【テストの方式について】
1次と2次テストがあります。
2次まで合格した方が採用（本案件をご依頼）となります。
1次テスト（テストA）：弊社が用意した構成を使用してライティング（文字数4000字）⇒初稿で合否判断。合格者のみ、2次テスト（テストB）へご案内
２次テスト（テストB）：１次テストのライティング修正等
→2次テスト（テストB）：1次テストでご提出いただいた原稿の修正作業。
＊当社では合否の理由は開示しておりませんので、予めご了承の程宜しくお願い致します。
【テスト報酬支払い(契約金額）について】
「1次テストのみで終了の方」
契約金額1000円（税抜き 源泉徴収税を差し引いて支払い）
「1次テスト通過者」
┗1次テスト 契約金額1000円（マイルストーン1回目）
┗2次テスト 契約金額2000円（マイルストーン2回目）
（税抜き 源泉徴収税を差し引いて支払い）
１次テストの合格者のみ、２次テストのために条件変更リクエストにてマイルストーン追加をし、２次テストの契約金額2000円を設定
【キャンセル事項】
※下記に該当する場合は依頼（契約）後であってもお支払い対象外となりますのでご注意下さい。
判明次第契約終了とします。
・ライティングレベルが著しく低い場合
・途中で辞退された場合
・事前連絡無しに24時間以上連絡が取れなくなった場合
・指定レギュレーションを守らなかった場合
・既存記事等のコピペが確認できた場合
・相談なく納期を遅延した場合
・指定した納品方法でない場合
【応募方法】
【 応募から採用までの流れ 】
★未経験者はお断りさせていただきます。
★必須条件を満たした上でご応募ください
①ご応募
下記必要条項を記載の上、契約金額1,000円（税抜、源泉徴収あり）の条件提示と共にご応募ください。
※必ず「応募画面へ」から「契約金額を提示」を選択してください。それ以外の方法だと、お返事できない可能性があります。
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・簡単なプロフィール
・月次稼働時間目安
・ポートフォリオ記事のURL
※３記事以上
※サイトトップURLはNG。実際に執筆された記事URLを記載してください。
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※上記が記載されていない場合、または指定通りの記載でない場合は、採用見送りとさせていただきます。
②書類選考通過
・メッセージにてテスト記事のご案内をいたします。
・NDAのご締結、仮払い契約を締結いたします。
・サービス外連絡申請で承認を受けたのち、チャットワークにて担当者からテスト記事のご案内をいたします。
・なお、応募から1４日以上経っても案内がない場合は、恐れ入りますがお見送りとお考えください。
③テストライティング
・1記事（4000文字）のSEO記事を執筆いただきます。
・指定文字数超過分は支払いの対象外です。ご了承ください。
④テスト終了
【テスト報酬支払い(契約金額）について】の通りです。
・2次テストに合格された方：クラウドワークスにてテストのお支払い→スカウト機能で本発注の依頼（契約）
※合否に関わらず、テスト課題を提出いただいた方にはお支払い致します。
その他ご質問等ありましたら、気軽にお問い合わせください。
皆さまからの応募をお待ちしております！実際に提案した文章は、以下のとおりです。
XXXXXXXXさま
初めまして！
フリーランスで活動しているしろと申します。
元エンジニア経験があり、
現在もテックライターとして活動しているためお力になれるかと思いご応募させていただきました。
以下、募集文にあった項目回答いたします。
ーーー
>・簡単な自己紹介
システムエンジニアとして会社員で5年勤務し、
フリーランスになって7年目のしろと申します。
フリーランスになってからテックライターの仕事をスタートし、
現在は幅広くBtoB向けの記事制作を支援しています。
特に得意なジャンルはBtoB向けSaaSを扱うオウンドメディアの記事制作支援で、
人材系のジャンルでの執筆経験もございます。
（BtoB向けで実績公開NGでして、お見せできないのですが・・・）
>・月次稼働時間目安
月15時間～20時間（2～4記事程度の想定）の想定ですが、
慣れてきたタイミングで増やすなど調整はできるかと思います。
>・ポートフォリオ記事のURL
Notion AI
https://goworkship.com/magazine/notionai/
エクセルVBA できること
https://goworkship.com/magazine/what_vba_can_do/
GPTs 使い方
https://goworkship.com/magazine/gpts-freelance/
ーーー
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の募集が良いご縁につながると嬉しいです。
お手すきの際にご検討いただけますと幸いです。ポイントは、序盤に「元エンジニア経験があり、現在もテックライターとして活動しているためお力になれるかと思いご応募させていただきました。」と入れている点です。
「あなたに依頼するとなぜ良いのか」が伝わるように配慮しています。また、自己紹介では豊富な経験がある点が伝わるように書きました。
最初から実績豊富であることを書くのは難しいと思うので、自己紹介欄では特に対象ジャンルでどんな知識をもっているのかを書くのがおすすめです。
最後に3本実績記事を入れています。1本でも十分実績になるので、まずは1本実績記事を作って提案してみることをおすすめします。
ステップ5：丁寧に執筆して納品する
提案が通ったら、最初は丁寧に記事を仕上げることを重要視して執筆することがおすすめです。特に1記事目はかなり時間がかかるかもしれませんが、あまり時間は気にせず丁寧に仕上げることを目指して頑張ってみてください。
執筆後に以下のチェックも実施し、ミスの無いように心がけてみましょう。
- 読みやすい文章になっているか
- 誤字脱字などはないか
- 結論に対して補足する文章は書いてあるか
経験が浅いとどうしても気づけない部分もあると思いますが、最低限のチェックだけでもしておくと丁寧さが伝わるのでおすすめです。
なお、上記のチェックはAIに依頼することも可能です。記事の場合は文字数が多くなることがあるので、Geminiに依頼すると良いでしょう。
SEO記事の執筆をしています。執筆が完了したので、以下の文章をルールに基づいてチェックしてほしいです。
▼ルール
・読みやすい文章になっているか
・誤字脱字などはないか
・結論に対して補足する文章は書いてあるか
▼記事本文
【★ここに記事本文をコピペする】AIを上手く活用して記事のクオリティを上げておけば、テストライティングに合格して継続案件につながることも多いのでおすすめです。
なお、納品後に修正のフィードバックが来ることもあります。この場合もコメントをよく読みながら、丁寧に修正対応しましょう。
対応内容がよくわからない場合は質問するか、ChatGPTを活用してどのように改善するか相談してみることをおすすめします。ChatGPTの場合、コメントのスクショを張り付けたうえで「どういう意図の質問だと思う？」と質問すると改善の糸口が見つかるはずです。
Webライターをこれから始める方によくある3つの質問
最後に、Webライターをこれから始める方によくある3つの質問とその回答を紹介します。
- 副業でWebライターを始めるのはおすすめ？
- Webライターの案件はどうやって探せばいいの？
- 実際に副業Webライターを始めた例はある？
副業でWebライターを始めるのはおすすめ？
副業でWebライターを始めるのは、以下の理由からおすすめできます。
- 特別なスキルや資格がなくても始められる
- 初期投資が不要で、パソコンとインターネット環境さえあれば始められる
- 自分の都合に合わせて仕事ができ、時間の融通が利く
- 在宅で仕事ができるため、通勤の必要がない
- ライティングスキルが身につき、他の仕事にも役立つ
ただし、すぐに稼げるようになるわけではありません。まずは今回紹介した手順をもとに、1記事の納品を目指してみてください。
はじめのうちは慣れないこともあり時間がかかるかもしれませんが、回数を重ねるごとにスムーズに進められるようになるでしょう。
Webライターは在宅で自分のペースで働ける魅力的な仕事です。しっかりと下準備をして、一歩ずつ実績を積み重ねていきましょう。時間をかけて取り組めば、必ず副業として成功できるはずです。
なお、副業でWebライターを始めるメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。
Webライターの案件はどうやって探せばいいの？
今回紹介したクラウドソーシング以外にも、案件を探す方法はあります。具体的に言うと、以下のとおりです。
- クラウドソーシング
- SNS
- エージェント・マッチングサービス
- 直接営業（企業サイト）
それぞれの違いや具体的な仕事の探し方については、以下で詳しくまとめているのでご一読ください。
実際に副業Webライターを始めた例はある？
手前味噌ですが、筆者の例があります。筆者は元エンジニアだったので、エンジニア経験を活かしてテックライターを始めました。
事例の詳細については、以下の記事をご一読ください。
未経験でも副業でWebライターは始められる
本記事では、「未経験から副業Webライターを始めてみたいけれど、何から手をつければいいか分からない」という悩みを持つ方に向けて、Webライターが未経験からでも始められる理由から、具体的な始め方、そして最初の1件を受注するためのステップまでを詳しく解説しました。
Webライターは、パソコンとインターネット環境があれば初期投資も少なく始められ、学歴や資格不問で挑戦できる柔軟な働き方です。在宅で場所や時間にとらわれずに働けるため、副業としても本業と両立しやすいという大きな魅力があります。
記事で解説した「興味のあるジャンル整理」「実績記事の準備」「クラウドソーシングへの登録」「案件応募」「丁寧な執筆と納品」という5つのステップは、未経験からWebライターとして最初の一歩を踏み出すための具体的な道筋です。
特に、実績記事の準備や丁寧な提案文の作成、そしてAIを活用した質の高い執筆は、最初の案件獲得の鍵となります。
もちろん、未経験からのスタートには不安もあるかもしれません。最初のうちは時間がかかったり、思うように案件が獲得できなかったりすることもあるでしょう。
しかし、今回ご紹介した手順に沿って一つずつ取り組んでいけば、着実にスキルは身につき、実績も積み上がっていきます。
もし、Webライターの副業に少しでも興味を持ったのであれば、難しく考えすぎず、まずは一歩踏み出してみましょう。ご紹介したクラウドソーシングサイトに登録して、どんな案件があるのか見てみることから始めてみてください。
